技術の利

自動車産業

九州自動車産業のビジネスチャンスが拡大

北部・中部九州は、愛知・関東に次ぐ第3の自動車生産拠点として成長。

日産自動車が1975年に九州に進出して以来、2010年で35年目を迎えます。その間、北部九州を中心とした部品メーカの誘致、地場産業の育成、そして素材・資材関係の取引等を通じながら自動車産業のすそ野を広げ、九州のリーディング産業に成長しています。
現在、日産自動車九州工場、トヨタ自動車九州、ダイハツ車体大分工場の3工場が立地、愛知、関東に次ぐ第3の自動車生産拠点となり、今後は地理的優位性から、巨大市場である中国への事業拡大が期待されています。

系列を越えた自動車部品産業が形成。

自動車産業の部品工場は、系列型産業とされていましたが、北部九州においては、この系列が崩れており、トヨタ、日産、マツダ(広島・山口)とホンダの共通サプライヤーとして、立地が進んでいます。
この動きは、愛知、関東地域の下請系列形態と大きく異なっており、北部九州自動車産業の特徴で今後のアジア自動車産業クラスター形成に向けてますます期待されています。

九州の自動車メーカー拠点と下請関連産業集積
九州の自動車メーカー拠点と下請関連産業集積

長崎県内資料/(財)長崎県産業振興財団
九州基本資料/九州経済産業局資料より(日本立地センター作成/平成20年)

造船技術を基盤とした多彩な産業を活かすことができる地理的条件。

長年の造船技術によって築かれた精密金属技術や、金型成形・プラスティック形成技術などの高度精密器機産業が集積する長崎は、自動車部品産業においてもその技術と人材力が活かされています。
また九州自動車産業の拠点である福岡・北九州エリアとは車で約1時間から1時間半という地理的条件からも、今後大きく期待されています。

九州の自動車産業集積エリア・国際定期コンテナ港へのアクセス
九州の自動車産業集積エリア・国際定期コンテナ港へのアクセス

(国際航路便数/北九州は「2009年版国際輸送ハンドブック」より。
博多・伊万里・長崎は、日本海事新聞(2009.1 30)より)

アジア圏の部品供給基地として躍進しています。

北部九州の自動車部品関連工場は、部品の調達や部品輸出でアジア諸国と関係を持つ事業所が多く、韓国・中国・ASEAN諸国との関係では、日本の自動車メーカーの現地生産の拡大に伴い、部品調達、供給の動きが活発化しています。
また今後は、日本の自動車メーカーが中国での展開を本格化することや、九州地域と韓国との間で輸入関税緩和の動きもあり、距離的に近い九州がアジア自動車産業クラスターの中の自動車生産拠点となる可能性を秘めています。
なお中国との関係においては、部品調達や部品輸出にとどまらず、研修生の受け入れや技術者の派遣等の交流関連を築いています。

(九州経済産業局資料より(日本政策投資銀行作成))


産学官関係機関からなる「長崎県自動車関連産業振興協議会」

長崎県内の自動車関連産業の振興を図ることを目的とし平成19年に設立されました。
現在は「自動化・省力化」「冶工具」「組込みソフト」の3つの部会にて具体的な受注拡大や新規参入につながる取り組みを推進しています。

●企業会員57社(平成20年現在)
●支援団体21団体(平成20年現在)

■事業内容
◎講演会、セミナー、視察等に関する事業
◎展示会出展、商談会など、取引拡大に関する事業
◎ 生産技術、生産管理等の向上に関する事業
◎人材の育成、確保に関する事業
◎自動車関連の各種情報提供、会員相互の連携促進に関する事業


次世代自動車セミナー長崎

モノづくりフェア2008


県の支援制度(自動車関連商談会等出展支援事業補助金)
長崎県では、県内企業の自動車関連産業への新規参入及び取引拡大を促進するための補助制度を平成20年度に創設。

●自動車関連商談会等出展支援事業補助金
http://www.pref.nagasaki.jp/sangyo/zidousya/prefsupport.html

長崎県自動車関連産業振興協議会ホームページ
http://www.pref.nagasaki.jp/sangyo/zidousya/index.html
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