
長崎県は、日本の最西端に位置し、中国大陸に近いという地理的優位性から、遣唐使の往来、御朱印船貿易、そして鎖国時代の中国人居留地に象徴されるように、古くから中国と日本の交流に大きな役割を果たしてきました。
第二次世界大戦後においても、日中国交正常化以降、1979 年に長崎~中国定期航空路の開設、1982年に長崎・中国福建省友好締結、1985年には在長崎中国総領事館が開設されました。
また1991年には長崎県上海事務所が開設されたことで中国との積極的な相互交流が展開されされています。
| 1923年 | 長崎-上海定期航路開設(?1943年) |
| 1972年 | 第1回長崎県友好訪中使節団を派遣 (日中国交正常化実現) |
| 1973年 | 長崎県日中親善協議会設立 |
| 1979年 | 長崎?上海定期航空路開設 |
| 1982年 | 長崎県・福建省友好県省締結調印 |
| 1985年 | 在長崎中国総領事館開設 |
| 1990年 | 長崎・上海クラブ設立 |
| 1991年 | 長崎県貿易協会上海事務所開設 |
| 1996年 | 長崎県・上海市友好交流関係樹立 |

| 2008年 | 「福建省海洋漁業視察団」 張昌平常務副省長一行来県 |
| 2008年 | 崔天凱駐日大使来県 |
| 2008年 | 北京「日本長崎フェア」開催(10月18日~25日) |
| 2009年 | 福建省副省長一行来県 |
| 2009年 | 「長崎・上海友好館落成式典」 |
| 2009年 | 中華人民対外友好協会常務副会長一行来県 |
| 2010年 | 長崎県・中国経済交流促進団訪中 |
長崎県 --- 福建省 ・上海市
長崎市 --- 福州市(福建省)
佐世保市 --- 厦門市(福建省)
諫早市 --- 州市(福建省)
大村市 --- 閔行区(上海市)
諫早市 --- 蘇州市平江区(江蘇省)
平戸市 --- 南安市(福建省)
南島原市 --- 福州市羅源県(福建省)
長与町 --- 南?区(上海市)


日中国交正常化の前年1971年(昭和46年)の長崎県における中国への輸出は22百万円と僅かでしたが、1979年(昭和54年)から上海市の宝山製鉄所建設に伴うプラント関連資材の輸出が始まり、翌年の1980年には191億円29百万円と初めて百億円を超えました。
その年の構成比を見てみると、一般機械と金属製品で全体の94.3%を占めています。
最近10 年間の推移については、1998年(平成10年)に497億12百万円と過去最高を記録しました。
これは、珠海市の大型火力発電所建設に伴うプラント関連資材の輸出により増加したもので、構成比を見てみると一般機械で74.5%を占めています。
その後、珠海市のプラント関連資材の輸出が無くなった2000年からは、百億円未満で推移していましたが、2005年には145億19百万円、2006年は102億19百万円と百億円台に回復しました。これはハルビン市向けなどに原動機等の一般機械が増加したためです。
| 2006年の港別輸出シェア | ||
| 長崎港 | 72 億15 百万円 | 一般機械、生鮮魚介類、金属鉱・くずなどで70.6% |
| 佐世保港 | 17 億61 百万円 | 一般機械、金属鉱及びくず、電気機器などで17.2% |
| 厳原港 | 4 億30 百万円 | 船舶類などで4.2% |
| 長崎空港 | 8 億12 百万円 | 電気機器、一般機械、化学製品などで7.9% |
長崎県上海事務所は1991年7月、本県初の海外事務所として上海市の上海国際貿易センター(20階)にオープンし、現在18年目を迎えています。位置的にも、虹橋国際空港から車で約15分程度の虹橋経済開発区(日系企業が多数進出し、日本国在上海総領事館も98年7月虹橋地区に移転した)という、便利なところにあります。
経済面での窓口にとどまらず、友好関係にある福建省や上海市との各種交流の窓口として、さらには文化・スポーツ・観光などの人的交流も支援しています。

日本と中国との親善を図り、平等互恵の基礎のうえに相互の文化交流、経済提携の促進を目的として1973年(昭和48年)5月に設立しました。